はてなブログでは必須!googleアドセンス申請のため、www無しのURLを転送させる方法
googleアドセンスの審査申請で「お客様のサイトにリーチできません」の表示が!
この表示が出ると、???
アドセンスの申請でこの画面の表示は絶望的??になりませんか?
特に、はてなブログを運営している方は、目にされたことが多いと思います。
問題の解決は難しそう。でも、私はなんとか解決できましたので、同じ症状でお悩みの方の手助けになればということで、その対処法を下記に書いておきます。
はてなブログに「WWW」は必須なのがネックに
はてなブログproの独自ドメインを使用するには、サブドメインの「www」を付けなければならないルールがあります。
一方で、googleアドセンスは「www」なしのURLを審査の対象とします。
つまり、wwwなしのURLでアクセスして、はてなブログのサーバーに問題なくリダイレクトされなければ、上記の画面が出て、審査が止まるのです。
googleアドセンスからすれば、「サイトが無いよ」と言ってくるのです。
この矛盾を解消するのは容易ではありませんでした。
ドメインの管理が「お名前.com」であれば、転送の設定がある
この解決策は他のサイトでも、たくさん紹介されていますね。
しかし、「お名前.com」以外で独自ドメインを購入した人は、どうすればいいのでしょうか?
一つの方法としては、「お名前.com」に移管すること。
これが手っ取り早いと思います。
しかし、購入から一定期間が経過していないなど、その他の条件で移管できないこともあります。
では、どうするか、です。
これをなんとかしなければ、googleアドセンスに審査すらしてもらえないのです。
別のサーバーからhtaccessでリダイレクトすることで解決できる
参考にさせていただいたのは、下記のサイトです。
私と状況はかなり違いましたが、ヒントが満載でした。
はてなブログで「wwwなし」を「wwwあり」にリダイレクト(転送)させる方法
問題解決のための手順としては、
- 独自ドメインとレンタルサーバーを紐づけする
- 紐づけしたサーバーに、htaccessフォルダーを設置し、wwwなしのURLを301リダイレクトさせ、はてなブログのあるwwwありのURLに転送する
- httpsのURLの場合、サーバーの証明書情報を有効にしてあげる
上記手順の1については、原理としてwwwを付けた独自ドメインは、「はてなブログ」に直結していると考えます。
だったら、wwwのないURLはレンタルサーバーまで導き、はてなブログに転送させるバイパスを作ってあげれば良いのです。
つまり、転送専用のドキュメントルートを作って、そこに紐づけしてあげるのです。
紐づける方法としては、サーバーの「設定」の項目にあるIPアドレスを調べて、独自ドメインを管理しているサイトのDNS設定の項目にて、そのIPアドレスを入力します。
転送のためだけにレンタルサーバーを持つのって、もったいなくない?高いんじゃないの?と思われるかもしれませんが、月額使用料が安いサーバーもあります。
使用料が無料のレンタルサーバーもあるみたいですが、安全性と機能の面から、やめておくのが無難だと思います。
私の場合は、カラフルボックスにレンタルサーバーを持っています。
カラフルボックスは、最安のプランでは月額480円から利用できます。
ここでは、下記のように設定しました。
これは他の会社のサーバーであっても、基本的な考え方は同じなので、手順としては参考になると思います。
カラフルボックスの場合は、DSNマネージャーの項目にて、レコードを下記の内容にて追加します。
- ネーム:(wwwなしのドメイン)
- タイプ:A
- RDATA:(IPアドレス)
これで紐づけは完了です。
上記手順2は、レンタルサーバーにアクセスし、wwwなしのドキュメントルートを設定します。
そのドキュメントにCPANELのファイルの項目にある「ファイルマネージャー」を使ってアクセスし、独自ドメインの項目のpublic_htmlの直下に、「.htaccess」のファイルを作ります。
そして、その 作ったファイルに、301リダイレクトの構文を書き込みます。
こちらも、ゴーストインザヘッドさんのサイトを参考にさせていただきました。
いやー、神のような存在ですね。
これでリダイレクトは成功しました。
なお、CPANELを使用しないサーバーであれば、FTPソフトにてアップロードすることになると思います。
セキュリティ(証明書)に問題があると表示された場合への対応
上記手順3は、インターネット通信の暗号化(https化)をしているURLのサイトでは発生する問題かもしれません。
私の場合もURLはhttpsでSSL化していることが原因で、転送した際にブラウザーの画面に、「このWebサイトのセキュリティ証明書には問題があります」や「このサイトは安全ではありません」という警告が表示されました。
このような問題が表示されていては、googleアドセンスの審査に通るはずもありません。
これは解決しなければ。
理屈として考えられるのは、バイパスにより新設されたルートには、まだSSLのよる証明が与えられていないということ。
問題があるとすれば、レンタルサーバーの設定不足です。
CPANELのセキュリティの項目から、「SSL/TLS Status」を選びます。
そこで、独自ドメインを検索してみてください。
緑色の表示なら問題ないのですが、赤色の表示になっていませんか?
その場合はまだ証明が得られていないので、この画面にて証明を実行(認証)しておきましょう。
これでブラウザーでのエラーは解消されるはずです。
まとめ
苦労した原因は?
今考えれば、それほど難しい解決策ではなかったはずです。
WWWなしのアクセスを別のサーバーに誘導し、はてなに転送するだけのことですから。
私が苦労したのは、「はてな用」とは別ルートでサーバーにアクセスするバイパスを作ることと、独自ドメインにレンタルサーバーのIPアドレスを認識させる「紐づけ」をさせること、この発想を持って理屈をこね回すことだったかなと思います。
「理論上は、これで行けるはず!」の繰り返しでした。
また、苦労した大きな要因は、ドメインの購入元も、レンタルサーバーもカラフルボックスということでした。
カラフルボックスはとても優秀でコスパ抜群のサーバーだと思いますが、エックスサーバーのようにメジャーではないので、まだ参考事例がネット上にあまりありません。
今回の件にしても、私の環境にピッタリ当てはまる解決事例がなかったことです。
はてなブログで使用する独自ドメインをカラフルボックスで購入された方って、まあいないでしょう。
しかも、経由するレンタルサーバーもカラフルボックスなのに、はてなブログでgoogleアドセンスを申請するなんて、変わり者だと思います。
まあ、でもいい勉強にはなりました。
これが実現できれば、お名前.comに移管しなくても、レンタルサーバーさえあれば、問題は解決できるはずです。
私もお陰様でgoogleアドセンスの審査が通り、広告の掲示ができるようになりました。
めでたし、めでたし。
なお、htaccessやSSL関係を設定・変更するという危険度の高い作業になりますので、くれぐれも自己責任でお願いします。
私も設定の途中で、全くサイトにアクセスできないという事態に陥りました。
そうなると、現状復帰もできない恐れがあります。
作業にバックアップは欠かせませんね。
※追伸:令和元年7月に、はてなブログは卒業しました。ありがとう、はてなブログ!!
そして、よろしくね、WordPress!!