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新しい図書カードのこと

2019年8月31日

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今年の6月から図書カードが新しくなりました。名前は「図書カードNEXT」です。

デザインが全体的にかわいくなったイメージですね。

デザイン以外にも大きく変わった点がいくつかあります。

①PET素材から紙(耐水紙)に

②磁気カードからバーコード(QR)に

③有効期限が10年間に

書店にとっては、②が一番大きな変更でしょうか。

カードを読み取る端末が交換になって、バーコードリーダーになりました。

仕組みは、LANでインターネットに繋がっていて、お客様が図書カードで本を購入される際には図書カードのバーコードを読み取り、センターと通信をして、そのカードの残高を照合して、残高から差し引きます。

センターと通信する時間がこれまでの処理よりも少しかかりますが、それほどお待たせすることはありません。

この作業が必要なので、金券ショップでの買い取りは、おそらくされないと思います。

書店が使用する端末がなければ、図書カードの運営会社と情報の照会ができないからです。

カードにパンチ穴が空きませんから、未使用か引き落とし済みなのかは、カードを見ただけでは判断できないからです。

「スマートフォンなどでも残高照会ができるようになった」とされているのは、カード裏面の部分をスクラッチの方法で削れば、固有の番号が出てきます。

その番号を自分の携帯など端末に入力すれば良いのですが、スクラッチすると、当然に新品ではなくなりますから、金券ショップでは売れませんし残高照会もしてくれません。

しかし、金券ショップでも、図書カードNEXTの買い取りはしなくても、販売はしています。

安く購入するルートがあるそうなのですが、どこから仕入れているのでしょう?

気になりますね。

これまでは消費者から買い取っていると思っていたのですが、今後は物理的に業者ルートしかないということになります。

考えたくはないですが、書店が横流しをしたとしても、利益が出るものではありませんし、なにより倫理に劣る行為です。

ではどこから?犯罪の温床になっていないことを望みます。

一方、お客さんにすれば、大きい変更点は、②と③ですね。

「紙素材」は、正直なところ安っぽさが否めません。改悪だと思っています。

私は数年前、新しい図書カードを検討する場において、書店の立場でこれを指摘しました。

「質感が落ちるのでやめて欲しい。金券としての価値を下げる変更になるので、利用者の流出に繋がりますよ」と警鐘を鳴らしました。

担当者さん、検討するって言ったじゃあないですか。

なのに、やっぱり紙ですか。

QUOカードに負けちゃいますよ。

使用期限を設けるのは国の方針なので、やむを得ない措置だと思います。

書店としては、無期限であって欲しいところでした。

ちなみに、5月まで販売していた図書カードは無期限で使用できますので、ご安心ください。

贈答用の金券では、図書カードが一番最適だと私は思っています。

それは利用のしやすさ、需要、イメージ、カードの質感、などでしたが、その座が危うくなったとしたら、残念です。

今からでも遅くない!せめてカードの素材を見直してくれないかな。

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