「特定行政書士」とは|いわゆる「行政書士」と何が違うの?
「特定行政書士」って何??
簡単に言えば、「行政庁などに申請した許認可について、不服があれば行政書士が代理人として本人に代わり申し立てますよ。」ということをします。
具体的には、例えば飲食店などを経営をしていて、誤った事実などから営業許可の取消しをされたなど、不当な処分を受けたときは、まさに特定行政書士の出番です。
経営者で当事者であっても、許可の要件など一般の方が、行政庁と対立して争う場合、法律の知識面で不利となります。
そこで、行政に関する法律の専門家である行政書士が、本人を代理して不服の申立てを行うという制度です。
これを行うには、一般の行政書士は資格がなく、「特定行政書士」である必要があります。
法律で定められた研修(18時間)を受けた後に試験(考査)があって、これに合格しないといけないのですが、あくまで「研修課程の修了」という扱いなんですね。
だから額縁に入れた証書も、「修了証」と書いてあります。
せっかくなら、「合格」って書いて欲しいなあ。
だって、落ちたくないから、頑張って勉強しましたもん。
私は、大人になるまでは全く「賞」や「証」に縁がなく、20歳代までは、「運転免許証」だけでした。
30歳代になって、書店が所属する団体(京都府書店商業組合)の理事になったことで、広報の役割を任せてもらい、その関係で日本書店商業組合連合会から、3年連続で賞状をいただきました。
機関紙に私が原稿記事を書いて投稿してきたことが評価されたためです。
生まれてから自分が表彰されるなんて経験がなかったので、嬉しかったです。
そして38歳になって突然に行政書士を志し、1年勉強して合格し、3か月勉強してファイナンシャルプランナー(2級ファイナンシャルプランニング技能士・AFP)に合格しました。
こうして39歳で、全く畑違いの仕事をするようになったのですが、我ながら紆余曲折、波乱の人生ですよ。
だって、大学を卒業して、そのままアルバイトからFMラジオのADをして、アルファステーションとkiss FMのディレクターになったと思えば1年でやめて、20代半ばから書店の跡を継いで、40歳手前で行政書士ですよ。
人生計画が出来てないのかなあ。
というよりも、時代の荒波に翻弄されまくりというのが、実感です。
まさか書店業界が、出版物の売れ行きが、これほどまでに低迷するとは、ちょっと予想できませんでした。
「家業である書店にしがみついた」時期が、ちょっと決断を遅らせましたね。
でもね、共通点が何もないと思われる私の経歴にも、実はあるんですよ。
それは、「書」です。
学生時代は、実家が本屋ということで、「書き物」、つまり本を読み漁りました。
FM局に勤務していた時代で、ディレクターの仕事といえば番組作りですが、主なものは選曲と放送原稿の執筆です。
ここで、「文章を書く」という能力が、かなり鍛えられたと思います。
書店はいわずもがな、書き物を扱う業種です。
そして行政書士は、書類を書いて作ることが仕事です。
あまり深く考えて選択してきたつもりはないのですが、潜在的な意識としてはあったのかもしれません。
「文字や文章」に縁があったのは間違いないようですので、「書くこと」を使命に天職と考え、これからも頑張って行きたいです。
まとめ
私も平成28年から「特定行政書士」です。
ちなみに行政書士は、平成25年からやってます。
特定行政書士の肩書きに恥じぬよう、高い職業倫理意識をもって、日々の業務に臨む所存です。