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テレビが情報を間違えることがあるの?正確さを見極めることも大事です。

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相続制度の改正を前に、テレビも大注目!!

 

年末なので、撮り溜めたビデオを見ていました。

職業柄、「相続」・「遺言」などの特集をしているテレビ番組は、なるべく見るようにしています。

一般の方に向けた内容なので、職業上はあまり参考にはならないのですが、市民に関心の高いポイントを特集していたりするので、情報の収集には役立ちます。

 

そのなかで、随分前に放送されていた番組で、気になることがありました。

相続の問題を特集されていたのですが、決定的に間違っていないものの、誤解を生じる恐れがあるものでした。

番組としては、弁護士の先生がコメンテーターとして入ってらして、監修や事例の提供もされているようなので、相続トラブルという身近に潜む問題に、真摯に真面目に作られていました。

 

例えば、高齢者と同居している家族が使い込みを防ぐための方法として、「成年後見制度」の利用を推奨する場面がありました。

しかし、「成年後見制度」は、認知症の方の財産を守ることが目的の第一なので、誰でも利用できるものではありません。

 

また、相続トラブルを回避する方法として、「遺言書」を作成することが良いとして、それを分かりやすく、簡素な感じでイラストで遺言書が図示されていました。

でも、このイラストは、いかにも活字(自筆には見えない)ものでした。

手軽に作成できる自筆証書遺言は、「自筆」であることが絶対の条件です。

あの放送を見た人は、図示されたイラストを真似て、とりあえずパソコンで書いておこうと思われる方が、いらっしゃるかもしれません。

残念ながら、その弁護士の先生は、どんな紙でもいいんで、日付書いて、名前書いて、ハンコを押せば、一応は成立するとおっしゃっていました。

最後まで、「自筆で」とは、おっしゃらなかったんですよ。

「とりあえず書く」という手軽さが推奨されたが故に、パソコン(活字)でもいいかも?という誤解が生まれないことを願います。

 

また、ペットに相続させる遺言書の有効・無効を問われたクイズでは、「有効」と回答が出ました。

でも実際は、ペットに財産を相続させることはできないんです

だって、日本の法律では、ペット(動物)は、「物」として扱われるからです。

この番組では、その後のテロップで、「代理として」と書いてありましてから、よくよく全体を見れば間違ってはいないんです。

ただし、見る人によっては、ペットに財産を遺せると誤認して、遺言書にそのまま書いちゃうことがあるかもしれません。

正しくは、誰か特定の人物を指定して、「ペットの〇〇の世話をする条件として、〇〇円を遺贈する」など、負担付遺贈とする内容にしておく必要があります。

 

番組の最初から最後まで、弁護士の先生は間違ったことはおっしゃいませんでした。

しかし、制作の段階で、説明不足があったり勘違いされる恐れが数%でもあれば、それを編集などで正しい方向に導いた上でO.A.しなければ、誤解を生む恐れがあります。

おそらく、この弁護士の先生は、O.A.前の段階で、放送内容をチェックをされなかった、もしくは、ペット問題の場面でもあったように、事後のテロップの対応等でクリアできたと判断されたのだろうと思います。

 

残念ながら、懸念が残る内容になっていたように思います。

しかし、この番組を見て、視聴者が勘違いしたままで、手続きを進めて問題が生じたとしても、どこにも文句は言えないでしょう。

これも自己責任なんですよね。

現在は、ありとあらゆる情報が溢れる時代ですから、どれを信じるのか、メディアリテラシーの能力を問われる時代です。

インターネットで知った情報も、そうですよね。

 

正しい情報は、やっぱり「本」から!

 

正確な情報を手軽に求めるのなら、私のおすすめは、「本」ですよ。

しかも、電子ではなく「紙」のね。

出版されている本は、記載されている内容には責任が伴っているものです。

最近は、出版社もお金がなく、そうとは言い切れないこともあるようですけど。

何しろ、日本を代表する、誰しも知っているような大出版社から刊行した内容が、あまりにずさんで、「ちゃんとチェックしたの?」と驚くこともありました。

なので、一概に言いきれませんが、それでもインターネット上に溢れるような、誰も責任を持たないような情報とは、信憑性のレベルが比べ物になりません。

 

財産を守る、受け継ぐという大切な相続なのですから、少しお金を出してでも、ぜひ、「本」を買ってくださいね。

さわだ書店には、相続・遺言に関する良い本が揃っています。

よろしければ、私がアドバイスしてお選びします。

 

もしくは手っ取り早く、専門家に相談ですね!

 

以上、宣伝でした!