青春18きっぷ
青春を謳歌
40歳過ぎてますけど気分は18。
朝5時台の始発に乗って一路山陽本線を東へ東へ。尾道まで行ってきました。
一番驚いたことは、青春18きっぷの利用者が多いことです。
夏休みのお盆頃ということも影響しているとは思いますが、始発なのに電車は人だらけですよ。
京都から姫路までは12両編成なので座れましたが、その間、乗ってくる人はいても、降りる人はほとんどいません。
ほぼ満席のままの状態で姫路に到着したということは、その人数の全てがイス取りゲームのライバルです。
姫路までは12両、姫路から岡山までは、一気に3両に激減します。
その倍率は0.25倍ですよ。
小学校のリクレーションでもこんなにイスの数を減らされませんよ。
案の定、座れるわけもなく、というよりも、姫路で待っていた岡山行は、すでに満席状態でした。
四国からのお客さんも参戦です。
岡山までの間は、かなりローカルな路線なのに、しかも休日の早朝にあって通勤電車状態なのは、なんとも不思議な光景でした。
なにより地元の方が気の毒で。
大きな荷物を抱えた旅行者ばかりの電車に遠慮がちな様子で乗り込まれるのは、申し訳なく思いました。
日本人は「〇〇放題」が好きですね。
食べ放題に飲み放題、最近は聞き放題に読み放題もあります。
そして乗り放題。人の欲望は膨らむばかりです。
案外近いですね。11時過ぎには尾道に着きました。
僕は尾道の街が大好きです。
古き良き昭和の面影が色濃く残っています。
大林宣彦監督の尾道3部作の影響が大きいのですが、細く入り組んだ路地が好きです。
京都市内も路地が多いので、学生の時は時間が許す限り、路地を探検していました。
同じ喜びが尾道にはあります。
残念ながら今回は時間がありません。
なにしろ、到着から4時間後には、再び普通電車に乗って帰路に着かなければなりませんから。
ちょっと鎌倉にも似ているのかなあ。
電車と坂、情緒ある建物が絵になります。
尾道は3時頃に後にしました。
「行き」の教訓を生かすためです。
目指す電車は、「糸崎発姫路行」。
始発となる糸崎駅は、尾道駅から1駅ですが、京都とは逆方向になります。
つまり、わざわざ1駅分遠くまで乗ってから京都に向かいました。
これなら、必ず座れますよね。
しかも、姫路行は、他の時間帯を見ても、この電車しかありませんから、これに乗らない手はありません。
所要時間は約3時間。コンビニでコーヒーとプリッツを買って、トイレにも行って、万全の備えで乗車です。
通常、この区間は、尾道から乗車→岡山で乗り換え→姫路で乗り換えという編成です。
尾道までは三原発が来ますから、座れる保証もありません。
帰路はこの作戦で、イス取りゲームに不戦勝でした。
そんなにも混んでいなかったですけど。
京都には9時ごろに帰着しました。
さすがにお尻が痛みます。
尾道は日帰りでは勿体ないですね。
次は泊りで思う存分探索したいです。