木津川に架かる流れ橋の現在
京都府南部の木津川に架かる上津屋橋に行ってきました。
流れ橋として映画の撮影などに良く使われている橋です。
茶畑との構図が、なんとも美しいですね。
絵になります。
この橋は単なる観光のためにあるのではなく、現在も地元の方々の生活路となっていて、学生は通学にも利用する欠かせない存在ということです。
川幅がこれほど広い河川に架かる木橋としては、かなり珍しいですよね。
実際、木造橋としては国内最長級の全長356.5メートルもあるそうです。
向こう岸まで歩いて渡るのに結構時間がかかるのも納得です。
これまでも台風などで何回も増水で流されては復旧に莫大な経費がかかるということで、京都府は今回の架橋に随分悩んだようです。
結果、橋桁の高さを嵩上げて、なおかつ橋脚を一部コンクリートにするなどして災害に強い構造とすることで、工事に着手したと聞いていました。
平成28年の3月に完成したということで、遅ればせながら見に行ったのですが、遠目からみたら、ほぼ違和感がありません。
この選択が功を奏するのか、その真価は台風シーズンを迎えるこれからです。
こういうところに税金を投入する判断ができる京都府はすばらしいと思います。
お金が勿体ないからと断念することが勿体ない。
京都は守り残したい文化資産がたくさんありますから、ぜひ大切に後世に残して欲しいですね。
がんばれ!山田知事!!