そのチキン、ローストですか?
ローストの定義
デジタル大辞泉によれば、「ロースト」とは、「 食肉などをあぶり焼きや蒸し焼きにすること。また、その料理」とあります。
今日は、クリスマス。
その定番料理といえば、「ローストチキン」ですよね。
スーパーに行くと、店内放送で、「本日はローストチキンが、大変お安くなっております。ただいま、焼きあがりました!」
なんて言ってるじゃありませんか!
でもね、そのチキンはどう見ても、焼き目がないんですよ。
おそらく、茹でてあるんですよね。
それに、甘辛いタレをくぐらせてあるように見えます。
クリスマスに大量に加工するためには、しょうがないと思いますよ。
だって、焼くよりも茹でるのが加工には早くて効率的ですから。
でも、それなら、「ロースト」は名乗っちゃだめです。
あえて名づけるなら、「茹で鶏の照りあんかけ仕立て」なんてどうでしょう。
店内放送も、「鶏が、あつあつに茹で上がりました!!」でいいじゃないですか。
なんてこざかしく言いながらも、買っちゃいましたよ。「茹で鶏」を。
だって、タイムサービスで親鶏のモモ足1本が198円ですよ。激安ですよね。
これを家のトースターで炙れば、とりあえず望み通り「焼くこと」になるじゃありませんか!
まさにローストチキン。照り焼きですけど。
タレが少し焦げると香ばしくて、おいしいんですよね。
480円の白ワインを片手に、名実ともにローストチキンを食べたクリスマス。
大満足のディナーでした。