【完全版】図書カード・商品券の安全な送り方!普通郵便・書留・レターパック徹底比較と注意点
大切な人へのお祝いや感謝の気持ちを込めた金券。せっかく送るなら、「確実に、安全に届けたい」ですよね。
「送りたい金券があるけど、普通郵便で大丈夫?」 「安全に送るにはどの方法が良いの?」 「現金を普通郵便で送っちゃダメなの!?」
この記事では、図書カードや商品券などの金券を郵送する最適な方法を、郵便局のサービスを徹底比較しながら分かりやすく解説します。
知らずにやってしまいがちな現金郵送の落とし穴や、賢く安全な送り方、トラブルを避けるための注意点まで、あなたの疑問を解決します。
この記事を読めば、もう金券の送り方で悩むことはありません。ぜひ最後までお読みください!
金券を送れるのは「郵便」のみ!宅配便はNG!
まず、大前提として知っておくべきことがあります。
宅配便(宅急便)では、有価証券や金券類を送ることができません。
もし送ってしまった場合、万が一の事故があっても補償の対象外となりますので、絶対に避けましょう。金券類を送る場合は、必ず郵便局のサービスを利用してください。
郵便であれば、図書カードや商品券、QUOカードなどの金券を送ることができます。
金券を普通郵便で送るのは「自己責任」
「図書カードや商品券なら、84円切手を貼って普通郵便で送れるんでしょ?」 はい、法律上は普通郵便で金券を送ること自体は可能です。
しかし、普通郵便には、紛失や破損に対する補償が一切ありません。さらに、郵便受けに投函されて配達が完了するため、「本当に届いたのか?」という不安が常に残ります。
大切な金券を確実に届けるためには、普通郵便以外の方法を強くおすすめします。
【一番安全!】金券を送るなら「書留」が断然おすすめ!
金券を安全に、そして確実に送りたいなら、郵便局の「書留」サービスを利用するのがいいです。
書留には「一般書留」と「簡易書留」の2種類があります。どちらも郵便局の窓口で「書留でお願いします」と申し出るだけで簡単に利用できます。
【重要】封筒に「書留」と書いてポストに投函しても、書留扱いにはなりません。必ず郵便局の窓口で手続きしてください。
「簡易書留」と「一般書留」の違いを徹底比較!
サービス項目 | 簡易書留 | 一般書留 |
補償額 | 5万円まで | 10万円まで(オプションで増額可) |
追跡範囲 | 差し出しと配達の記録のみ | 経由地も記録される詳細な追跡 |
配達方法 | 受取人へ直接手渡し(受領印またはサインが必要) | 受取人へ直接手渡し(受領印またはサインが必要) |
料金(追加額) | 通常郵便料金+350円 | 通常郵便料金+480円(基本) |
共通のメリット:
- 個別追跡番号: インターネットで荷物の配送状況を追跡できます。
- 記録: 差し出した郵便局と、最終的に届けられた郵便局、その時間が記録されます。
- 手渡し配達: 郵便受けへの投函ではなく、受取人への手渡しなので安心です。
- 万が一の補償: 紛失や破損の際には、上記補償額を上限に実損額が賠償されます。
どちらを選ぶ?
- 5万円以下の金券で、できるだけ料金を抑えたいなら簡易書留。
- 5万円を超える金券や、より詳細な追跡記録が必要な場合は一般書留。
状況に応じて使い分けましょう。
ポスト投函で追跡したいなら「レターパック」も便利!ただし注意点も
郵便局に行く時間がない、でも追跡はしたい!そんな時には「レターパック」も便利な選択肢です。レターパックは、専用の封筒を購入し、郵便ポストに投函するだけで追跡サービスが利用できます。
レターパックには2種類あります。
- レターパックライト(青):
- 料金:430円(全国一律)
- 配達:郵便受けへ投函
- 厚さ制限:3cm以内
- レターパックプラス(赤):
- 料金:600円(全国一律)
- 配達:対面でお届け、受領印またはサインが必要
- 厚さ制限:なし(専用封筒に入る限り)
レターパックのメリット
- ポスト投函可能: 郵便局の窓口に行く手間が省けます。
- 追跡サービスあり: 日本郵便のサイトで追跡番号を入力すれば、配送状況を確認できます。
【重要】レターパックの注意点
- 万が一の補償は一切ありません! 紛失や破損があった場合でも、金券の弁償はされません。
- レターパックライトは郵便受け投函なので、盗難のリスクも考慮する必要があります。
「追跡できれば十分」「少額の金券だから補償は不要」という場合に検討すると良いでしょう。
【参考記事】【保存版】郵便局の「レターパック」と「定額小為替」徹底解説!賢い使い方と知られざる落とし穴
【最重要!】現金を普通郵便で送るのは「法律違反」!
「現金を送りたいんだけど、普通郵便でいいの?」 絶対にやめてください!
現金を送る方法は、「現金書留」以外にありません。
もし現金を普通郵便(または書留以外の方法)で送った場合、それは法律(郵便法)違反となります。
なぜバレる?「知らなかった」では済まされないペナルティ
「まさかバレないだろう…」そう考えるのは危険です。高い確率で違反が発覚します。
- X線検査: 郵便局では、荷物に対してX線検査を実施しています。
- 手触り: 硬貨などが封入されていれば、郵便局の配達職員が手触りで簡単に見抜きます。
もし法律違反が発覚した場合、警察が関与する事態になる可能性もあります。「知らなかった」では済まされないケースがほとんどです。
現金は必ず「現金書留」で送りましょう。 ちなみに、現金書留であれば、現金と金券を一緒に送ることも可能です。現金を含まない金券のみの場合は、一般書留または簡易書留を利用してください。
贈り物にはやっぱり「図書カード」が最適!
個人的な意見になりますが、私も書店員として、贈り物に図書カードNEXTを強くお勧めします。
QUOカードも便利ですが、使えるお店がコンビニなどに限定されがちです。一方、図書カードNEXTは全国の書店で幅広く使えるため、贈られた方が好きな本を選べる喜びがあります。当「さわだ書店」でも、年末や夏休みには図書カードがよく売れますよ。
直接手渡しできるのが一番ですが、遠方の方や、会うのが難しい方へは郵送が必須ですよね。そんな時、現金をそのまま送る「現金書留」ではプレゼント感が薄れてしまいがちです。
だからこそ、贈り物としての金券、特に図書カードは、手軽に送れて相手にも喜ばれる最適な選択肢だと言えるでしょう。
まとめ:金券の郵送は「安全第一」で!
図書カードや商品券などの大切な金券を送る際は、以下のポイントを参考に、安全で確実な方法を選びましょう。
- 宅配便はNG!必ず郵便サービスを利用!
- 普通郵便は安全確実とは言えず、自己責任での利用を!
- 最も安全なのは「簡易書留」または「一般書留」!
- 補償と手渡し、追跡サービスで安心感が違います。
- 必ず郵便局の窓口で手続きを。
- ポスト投函で追跡したいなら「レターパック」も便利!
- ただし、補償はないので注意。
- 現金を送る場合は「現金書留」一択!
- 普通郵便で現金を送ると法律違反になります。
郵便局のサービスを賢く利用して、あなたの気持ちが込もった金券を、確実に相手に届けましょう!