【完全版】図書カード・商品券の安全な送り方!普通郵便・書留・レターパック徹底比較と注意点

2018年8月1日

大切な人へのお祝いや感謝の気持ちを込めた金券。せっかく送るなら、「確実に、安全に届けたい」ですよね。

「送りたい金券があるけど、普通郵便で大丈夫?」 「安全に送るにはどの方法が良いの?」 「現金を普通郵便で送っちゃダメなの!?」

 

この記事では、図書カードや商品券などの金券を郵送する最適な方法を、郵便局のサービスを徹底比較しながら分かりやすく解説します。

知らずにやってしまいがちな現金郵送の落とし穴や、賢く安全な送り方トラブルを避けるための注意点まで、あなたの疑問を解決します。

この記事を読めば、もう金券の送り方で悩むことはありません。ぜひ最後までお読みください!

 

金券を送れるのは「郵便」のみ!宅配便はNG!

まず、大前提として知っておくべきことがあります。

宅配便(宅急便)では、有価証券や金券類を送ることができません。

もし送ってしまった場合、万が一の事故があっても補償の対象外となりますので、絶対に避けましょう。金券類を送る場合は、必ず郵便局のサービスを利用してください。

郵便であれば、図書カードや商品券、QUOカードなどの金券を送ることができます。

 

金券を普通郵便で送るのは「自己責任」

「図書カードや商品券なら、84円切手を貼って普通郵便で送れるんでしょ?」 はい、法律上は普通郵便で金券を送ること自体は可能です。

しかし、普通郵便には、紛失や破損に対する補償が一切ありません。さらに、郵便受けに投函されて配達が完了するため、「本当に届いたのか?」という不安が常に残ります。

大切な金券を確実に届けるためには、普通郵便以外の方法を強くおすすめします。

 

【一番安全!】金券を送るなら「書留」が断然おすすめ!

金券を安全に、そして確実に送りたいなら、郵便局の「書留」サービスを利用するのがいいです。

書留には「一般書留」と「簡易書留」の2種類があります。どちらも郵便局の窓口で「書留でお願いします」と申し出るだけで簡単に利用できます。

【重要】封筒に「書留」と書いてポストに投函しても、書留扱いにはなりません。必ず郵便局の窓口で手続きしてください。

 

「簡易書留」と「一般書留」の違いを徹底比較!

サービス項目簡易書留一般書留
補償額5万円まで10万円まで(オプションで増額可)
追跡範囲差し出しと配達の記録のみ経由地も記録される詳細な追跡
配達方法受取人へ直接手渡し(受領印またはサインが必要)受取人へ直接手渡し(受領印またはサインが必要)
料金(追加額)通常郵便料金+350円通常郵便料金+480円(基本)

共通のメリット:

  • 個別追跡番号: インターネットで荷物の配送状況を追跡できます。
  • 記録: 差し出した郵便局と、最終的に届けられた郵便局、その時間が記録されます。
  • 手渡し配達: 郵便受けへの投函ではなく、受取人への手渡しなので安心です。
  • 万が一の補償: 紛失や破損の際には、上記補償額を上限に実損額が賠償されます。

どちらを選ぶ?

  • 5万円以下の金券で、できるだけ料金を抑えたいなら簡易書留。
  • 5万円を超える金券や、より詳細な追跡記録が必要な場合は一般書留。

状況に応じて使い分けましょう。

 

ポスト投函で追跡したいなら「レターパック」も便利!ただし注意点も

郵便局に行く時間がない、でも追跡はしたい!そんな時には「レターパック」も便利な選択肢です。レターパックは、専用の封筒を購入し、郵便ポストに投函するだけで追跡サービスが利用できます。

レターパックには2種類あります。

  1. レターパックライト(青):
    • 料金:430円(全国一律)
    • 配達:郵便受けへ投函
    • 厚さ制限:3cm以内
  2. レターパックプラス(赤):
    • 料金:600円(全国一律)
    • 配達:対面でお届け、受領印またはサインが必要
    • 厚さ制限:なし(専用封筒に入る限り)

レターパックのメリット

  • ポスト投函可能: 郵便局の窓口に行く手間が省けます。
  • 追跡サービスあり: 日本郵便のサイトで追跡番号を入力すれば、配送状況を確認できます。

【重要】レターパックの注意点

  • 万が一の補償は一切ありません! 紛失や破損があった場合でも、金券の弁償はされません。
  • レターパックライトは郵便受け投函なので、盗難のリスクも考慮する必要があります。

「追跡できれば十分」「少額の金券だから補償は不要」という場合に検討すると良いでしょう。

【参考記事】【保存版】郵便局の「レターパック」と「定額小為替」徹底解説!賢い使い方と知られざる落とし穴

 

【最重要!】現金を普通郵便で送るのは「法律違反」!

「現金を送りたいんだけど、普通郵便でいいの?」 絶対にやめてください!

現金を送る方法は、「現金書留」以外にありません。

もし現金を普通郵便(または書留以外の方法)で送った場合、それは法律(郵便法)違反となります。

なぜバレる?「知らなかった」では済まされないペナルティ

「まさかバレないだろう…」そう考えるのは危険です。高い確率で違反が発覚します。

  • X線検査: 郵便局では、荷物に対してX線検査を実施しています。
  • 手触り: 硬貨などが封入されていれば、郵便局の配達職員が手触りで簡単に見抜きます。

もし法律違反が発覚した場合、警察が関与する事態になる可能性もあります。「知らなかった」では済まされないケースがほとんどです。

現金は必ず「現金書留」で送りましょう。 ちなみに、現金書留であれば、現金と金券を一緒に送ることも可能です。現金を含まない金券のみの場合は、一般書留または簡易書留を利用してください。

 

贈り物にはやっぱり「図書カード」が最適!

個人的な意見になりますが、私も書店員として、贈り物に図書カードNEXTを強くお勧めします。

QUOカードも便利ですが、使えるお店がコンビニなどに限定されがちです。一方、図書カードNEXTは全国の書店で幅広く使えるため、贈られた方が好きな本を選べる喜びがあります。当「さわだ書店」でも、年末や夏休みには図書カードがよく売れますよ。

直接手渡しできるのが一番ですが、遠方の方や、会うのが難しい方へは郵送が必須ですよね。そんな時、現金をそのまま送る「現金書留」ではプレゼント感が薄れてしまいがちです。

だからこそ、贈り物としての金券、特に図書カードは、手軽に送れて相手にも喜ばれる最適な選択肢だと言えるでしょう。

 

まとめ:金券の郵送は「安全第一」で!

図書カードや商品券などの大切な金券を送る際は、以下のポイントを参考に、安全で確実な方法を選びましょう。

  • 宅配便はNG!必ず郵便サービスを利用!
  • 普通郵便は安全確実とは言えず、自己責任での利用を!
  • 最も安全なのは「簡易書留」または「一般書留」!
    • 補償と手渡し、追跡サービスで安心感が違います。
    • 必ず郵便局の窓口で手続きを。
  • ポスト投函で追跡したいなら「レターパック」も便利!
    • ただし、補償はないので注意。
  • 現金を送る場合は「現金書留」一択!
    • 普通郵便で現金を送ると法律違反になります。

郵便局のサービスを賢く利用して、あなたの気持ちが込もった金券を、確実に相手に届けましょう!

Posted by synce-office